一れつ会について 理事長挨拶

理事長

  社会福祉法人一れつ会
  理事長    小林  智久

方針

まずは一れつ会が今まで歩んできた歴史を大切にしたいと考えています。
先人たちがたゆまぬ努力を続け、基盤が出来上がり、一れつ会という組織が成り立っています。
そのうえで、これからの一れつ会を考えてみますと、一れつ会だけでなく、福祉を取り巻く環境は今後増々変化していくと思います。
取り巻く環境が変われば、その変化に対応する事が必要になります。
それは組織だけでなく、個人もいやおうなく対応に迫られます。
例えば組織を動かしていくマネジメント、人の管理、経営的な意思決定など、福祉以外の管理が必要になってくるでしょう。
私たち一れつ会は、残すべき歴史と新しく取り入れるべき考え方を両軸に、まず時代の変化に対応し、理念である、「一人も泣く人のいない一人残らずの人が喜ぶ社会づくり」を実現するために、全力を尽くします。

ビジョン

2015年6月、役員の任期満了に伴い、理事長に就任しました。
就任して1年余りですが、組織を把握することが出来、今後は組織運営の部分に力を入れようと考えています。
それは、個人のレベル強化ではなく、チームとしての本部機能の強化です。

また全体の情報の流れや物事の進め方も、これまでとは少し変えていこうと考えています。
スタッフがこれまでの立ち位置も含め、今までのものを振りかえり、そしてこれからのやり方を各事業所、または各々で考え、ある程度の方針を決めていけるように。
私達事務局は全体の方針を大枠で捉え、各事務所など現場レベルへの権限移譲が必要だと思います。
そのためには情報の流れをしっかり作り、重要な点を抑え、全体を把握する仕組みが必要です。
それができないと、ミスの把握と対処がその場しのぎになってしまい、同じミスが繰り返されてしまう事が起こります。
小さなミスが繰り返されていくに従い、大きなミスになり、取り返しのつかないことになります。
問題点を把握し、経営のレベルを上げていくためには、必要だと思っています。

まずは情報の流れをより確立し、そして今まで受け継がれてきた理念のさらなる浸透を目指しています。

現在の課題

各自スタッフが物事を自ら考える組織を目指したい。
少しずつ権限の移譲を行いながら、判断をしていただきたいと思っています。
方法論とはいえ、いきなりは出来ませんから少しずつ変えていかなければいけないと考えています。
しなければいけない事の指示を待つのではなく、したい事、しなければいけないと思っている事を現場からどんどん提案が出来るような雰囲気作り、空気を作っていく事を目指しています

一れつ会の強み

200人以上のスタッフが働いている法人ですから、多様な人材が揃っています。
殆どが正規雇用ですから、長い間共に働く事で、意識の統一を図りやすいと思っています。

今後

制度との兼ね合いもありますが、地域への貢献・新規事業の構築や職員教育を含めた内部強化を充実させようと考えています。
求人も福祉分野以外の人材も必要です。
また数年後を見据えた幹部候補生の育成も必要になるでしょう。

今回、就任にあたり以下の3項目を実現すべき目標として考えています。
まず、
・職員を大切にして、仕事と生活の両面が満足できる法人。
・地域に認められる事業を行うこと(社会貢献)。
・常に一人一人が本気になる集団になること。

といった3つの目標です。

人生の中で多くの時間を費やすであろう「職場」をもっと楽しく、やりがいを持っていただく事で仕事の質が上がります。
仕事の質が上がれば利用者の方への取り組みが上がります。
仕事の質と取り組みが上がればサービスが良くなります。
サービスがよくなれば、利用者の方に喜んでいただけます。

どこから進めても良いのですが、やはり楽しく、やりがいを持つ職場を作り上げる事が最大の仕事だと考えています。

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